東京都交響楽団 

副首席チェロ奏者

江口 心一

EGUCHI Shin-ichi

 

3歳からヴァイオリンを始める。
8歳でチェロに転向。
11歳、12歳の時スズキメソードのテンチルドレンの一員としてニューヨークのカーネギーホール、シドニーのオペラハウスなどを含むアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各地のホールで演奏をする。
1991年桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後ベルギーのブリュッセルに留学。
1992年 フランスのパリ国立高等音楽院に首席で入学。
1997年 パリ国立高等音楽院で一等賞(プルミエプリ)を獲得。
2000年1月より東京都交響楽団団員。
現在同交響楽団 副首席。
ピアノとのデュオ「The  DUO」、弦楽三重奏「菖蒲」、ピアノトリオ「東京トリオ」、「トリオナチュール」、「ローズタウントリオ」、弦楽四重奏「Ambition Quartet」を結成するなど室内楽にも力を入れ、ソロ活動に関してはソロリサイタル、コンチェルトなどこれまでに数々のコンサートで演奏している。
NHKの朝の連続ドラマ小説「てっぱん」、稲本 響が音楽監督を務める映画、「長い散歩」、「イキガミ」、「スープオペラ」、「星守る犬」、の中で流れるチェロも演奏している。
これまでにヴァイオリンを安田広務、チェロを佐藤満、松波恵子、Gilbert ZANLONGHI(ジルベール・ザンロンギ)、Jean-Marie GAMARD(ジャンマリ・ギャマール)、Patrick GABARD(パトリック・ギャバール)Mark Didier THIRAULT(マーク・ディディエ・ティロー)の各氏に師事。
リリースされたCD
「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」
「ジャパニーズチルドレンズソング・ヴァイオリン&チェロ」
「20世紀の無伴奏チェロ作品」
「和」CELLO ~無伴奏作品集~
「日本弦楽三重奏曲の世界」
「日本弦楽三重奏曲の世界2」
2017年7月  Dialogue ~涙の理由~

 


・使用楽器

 Augusto F.P.POLLAS(ポラストリ)

 1924年



演奏動画(*ヘッドフォン推奨) 


演奏会情報

Ambition String Quartet vol.3

2019年9月10日(火)

18:30開場 19:00開演

JTアートホール アフィニス

東京トリオ 第5回定期演奏会

2019年9月18日(水)

13:30開場 19:00開演

タカギクラヴィア松濤サロン

名手達の輝き vol.2

2019年10月7日(月)

18:30開場 19:00開演

杜のホールはしもと



関連CD

2017年7月26日発売
岸谷香さんのミニアルバムDialogue~涙の理由~

 

このアルバムで江口先生がチェロを弾いています!

ぜひ聴いてください!

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Dialogue〜涙の理由〜 (初回限定盤 CD+DVD) [ 岸谷香 ]
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『日本弦楽三重奏曲の世界』~團伊玖磨、下總皖一、諸井三郎

 


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CD/クラシック/めざましクラシックス 2010/COCQ-84835
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ブログ

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10月7日 杜のホールはしもと 橋本駅下車すぐです。 久しぶりの大野 伊作プロデュースコンサート! 豪華です。
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東京トリオ タカギクラビアサロン 渋谷のオーチャードホールの先です。 メンデルスゾーンのピアノトリオ1番と2番
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アンケート

Q1.出身は? 
東京         
Q2.血液型は? 
A型
Q3.星座は?  
ふたご座
Q4.好きな食べ物は? 
いくら
Q5.嫌いな食べ物は?    
ないです
Q6.趣味は? 
カート
Q7.周りからなんて呼ばれてる? 
江口さん
Q8.休日は何してる? 
寝る
Q9.1ヶ月休みがあったら何をする? 
フランスに行く
Q10.よく行くスポットは?    
ビバホームセンター
Q11.好きな芸能人は? 
有村架純
Q12.カラオケの18番は?    
みちのくひとり旅
Q13.宝くじで100万円当たりました。どうする? 
生活費に充てる
Q14.楽器歴何年目? 
42年目
Q15.オケ歴何年目? 
17年目
Q16.好きな作曲家は? 
メンデルスゾーン
Q17.苦手な作曲家は?その理由は?    
モーツァルト     いきなり難しい旋律が出てくる。
Q18.好きなクラシックの曲は? 
ドヴォルザークのチェロコンチェルト
Q19.本番前はどう過ごす? 
仮眠をとる
Q20.本番前はご飯を食べる?食べない? 
食べない
Q21.本番が終わりました。飲む?飲まない? 
飲む
Q22.生まれ変わりました。次はどんな仕事をしてみたい? 
小児科の先生
Q23.自分の楽器以外で演奏してみたい楽器は? 
オーボエかホルン
Q24.住んでみたい国は? 
フィンランド
Q25.好きなオーケストラは? 
東京都交響楽団
Q26.憧れの音楽家は? 
パブロ・カザルス
Q27.演奏会当日、緊張する?しない? 
する
Q28.演奏会でのハプニングや失敗談はある?  
もちろんあります
Q29.思い出の本番は? 
11歳の時カーネギーホールでフォーレのエレジーを弾いた本番
Q30.好きな指揮者は? 
ガリー・ベルティーニ
Q31.指揮者の解釈が納得いきません。どうする? 
反応しない
Q32.指揮者が指揮を振り間違えました。どうする? 
コンサートマスターに合わせる
Q33.本番中、客席に美人、またはイケメンを見つけてしまいました。どうする? 
隣のメンバーに報告する
Q34.音楽家として気を付けてることは? 
向上心を持ち続ける事
Q35.所属するオケはどんなオケ? 
素晴らしいオーケストラです。
Q36.明日世界が終わります。どうする? 
家族と一緒にいる
Q37.音楽ファンに一言。 
楽しんでいただける音楽を奏でていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

 



インタビュー

 

江口先生は管理人が所属していた大学オケのチェロセクションをご指導いただいています。

私は学生時代あまり関わることはありませんでしたが、オケの合宿や演奏会の打ち上げなどで学生と同じく、もしくはそれ以上に盛り上がっている姿を見て、弦楽器セクション以外にもたくさんのファンがいたと思います。

 

私のチェロの同期からこのサイトに協力していただけないかと先生に伝えていただいたところ、快諾していただきました。

取材も本当に楽しくさせていただき、本当に素敵な方でした。先生のファンが多いのも納得です。


2017年4月29日 東京文化会館大リハーサル室にて
 
それではよろしくお願いします。
 
よろしくお願いします。
 
先日都響はアラン・ギルバートと共演しましたが、先生から見てどんな指揮者ですか?
 
アランはすごく真面目で、ほんとにきっちりしてる人だと思うんですよ。だからすごく指示も細かいし。
彼の持っている音楽っていうのはすごく良いものだからそれをこっちも一生懸命表現したいし、それが演奏会でみんなに届けばいいなと思って毎回弾かせてもらっています。
 
練習も細かく止めたりしますか?
 
はい、細かく止めてそういう音が出ていない時はとことんその音が出るまで繰り返しやったりとか。わりと厳しい練習ではあるけどもやればやっただけのことはあって演奏会にその音が出てるとか音楽が作られているとかいうのがしっかりと表現されます。
 
アランさんは団員とは仲は良いですか?
 
団員とは仲いいんじゃないですかねぇ。僕個人的な事ですがアランの妹さんと子供の方が密度が濃くて、一緒に遊園地に遊びに行った事もあります。その話はアランは知ってるだろうけどオケの中では指揮者と奏者って感じで、ほとんどプライベートの話をしたことないんだよね、本当はプライベートの話もしたいんだけど!
 
練習以外ではあまり関わりがない?
 
今のところは。今後関わりを持ちたいですね。
 
次は江口先生自身のことを聞かせてください。楽器を始めたきっかけは?
 
三歳の時から七歳までヴァイオリンをやっていて、八歳からチェロに転向したという経緯ですが、うちの三つ上の姉(江口有香)がヴァイオリンをやっていたっていうのがきっかけで真似して始めたのではないかと思います。
 
ヴァイオリンから転向した理由は?
 
今もそうなんですけど、うちの姉は素晴らしいヴァイオリニストで昔からすごく練習をする人だった。とにかくヴァイオリンで姉を超えることはないだろうと親が判断して、他の楽器をやってみないかということで他の楽器を探すことになった。
 
チェロにした理由は?
 
ヴァイオリンって練習も本番もずっと立って弾いてるんですよ。それが嫌でチェロを見た時に座って弾いてる!チェロは座って弾けるんだ!じゃあこれにする!って感じで。
 
弦楽器以外は考えなかったですか?
 
考えてなかったですね。
 
ヴァイオリンからチェロに転向して不都合などはありませんでしたか?
 
全くなかった。スズキメソードでヴァイオリンを五巻までやってそこからチェロに変わったんだけど、チェロの楽譜も同じ曲が重なっていたりして知ってる知ってる!っていう曲が結構あって覚えちゃってるもんだから、あとは適当に音程を探して弾くだけっていう作業の練習だった。だからすんなり。
 
その頃はだいたい何時間くらい練習していましたか?
 
朝5時に起きて、朝ごはんは6時半とかだから朝は少なくとも一時間は練習してたかな。練習しないとごはんが出てこなかったから。それで学校から帰ってきて一時間くらい練習して、それくらいかな?
 
音楽高校に入る前は練習時間は増えましたか?
 
一日それこそ5.6時間は当たり前って感じ。
 
音楽高校に入ると決めた時からプロとしてやっていきたいと思っていましたか?
 
別にそこまでは考えてなかったと思うけど、演奏するということがわりと好きだったので自分の音楽を聴いてもらえるなら続けたいという気持ちがどこかにあったと思う。
 
その時はそこまでは考えてなかったのですね。
 
あんまり自分の中でプロ!プロ!っていうのは考えてなかったですね。でも高1の頃からスタジオの仕事はしてました。同門の先輩のお姉さんがスタジオの仕事をしていて、その仕事の長に紹介してくれたっていうのがきっかけでした。
 
話は戻りますが、小学生の時にスズキメソードで海外を周ったのですよね?
 
テンチルドレンって言ってね、スズキメソードから10人選ばれて海外派遣演奏をするという企画があった。アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパと。僕の場合は二年間でアメリカに2回とヨーロッパに1回行けたんですよ。
 
どんな編成でしたか?
 
チェロは1人、ヴァイオリンが8人のピアノが1人。
 
それはオーディションなどがあったのですか?
 
全然覚えてない。ほんと運がよかった。うちの姉は小学校3年生から中3まで毎年行ってたので姉の影響力は相当あったんじゃないのかなぁ。
 
それから桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に行かれたわけですが、男子はどれくらいいましたか?
 
僕らの学年はね、120人中8人しかいなかったんだよね。
 
それはどんな生活でしたか?
 
いや、まったく不自由はなく、なかなかいい高校生活でした(笑)
 
練習環境はどうでしたか?
 
うちは学校からdoor to doorで30分だったので、わざわざ学校で練習しなくても家で練習できてました。あそこは大学みたいな高等学校だから普通の高校とは全く違ったと思う。オーケストラの授業もあったし。
生徒の中には朝5時に学校に来て練習してた人もいた。
 
受験の準備などは何かされましたか?
 
今までやったことなかったソルフェージュとかピアノを中二の秋頃から初めて、一年くらい全く知らないことに一生懸命取り組んでやっていたので、それが唯一の受験勉強かなっていう。チェロに関してはあんまり受験に向けて四苦八苦した覚えはないかな。
 
高校卒業後はベルギーに?
 
ブリュッセルに行って一年間パリのコンヴァト(パリ国立高等音楽院)を受けるために個人の先生について、コンヴァトの入学試験を受けて見事合格と。
 
音楽院に受かるために何をされましたか?
 
ブリュッセルに来いって言ってくれたザンロンギ先生が、練習の仕方を教えてくれて。とにかく繰り返しなんだ、繰り返し繰り返しやることがいいんだと。数か月間毎日レッスンしてくれて、弾けないところがあれば繰り返し繰り返しってその言葉ばっかり言われていた。それを実際に一生懸命自分なりに繰り返し練習をした結果がコンヴァトをトップで入るっていう結果に結びついたと思う。
 
音楽院での生活はどうでしたか?
 
フランス語を勉強しないで行ったもんだから大変だった。レッスンももちろんフランス語だし、周りにいる子たちも世界中から来てるんだけどみんなフランス語を喋っている。僕の先生のクラスは他の生徒のレッスンをずっと聴けたので、レッスンの日は一日中その部屋にいてずっとフランス語と音楽のシャワーを浴びていた。
 
向こうは先生が一人じゃなくてアシスタントっていうのが必ずいてアシスタントの先生のレッスンもあったから週に二回は必ずレッスンがあった。だからそう意味ではチェロを弾く環境はすごく整っていたと思います。
 
日本とパリでの勉強に違いはありましたか?
 
その頃のパリ国立高等音楽院は学科がなかった。チェロだけ。あとリズムがあったかな、ソルフェージュみたいなやつがあったけどそれくらい。
 
座学みたいのはなかった?
 
ないない、だから時間はあったね(笑)
 
音楽院には五年間在籍されていたんですよね?
 
そう、三年が終わった時から卒業試験を受けれる資格を得られる。その結果がプルミエ・プリ(一等賞)とドゥーズィエム・プリ(二等賞)と全くないっていう三つの賞が与えられるんだけど、やっぱりプルミエ・プリを勝ち取って学校を出た方がいいというのがあってプルミエ・プリを取るまで頑張った。
 
パリでの生活はどうでしたか?
 
ああいう生活は一生できないだろうっていうくらい素晴らしい生活だった。全てが自分の音楽にもつながると思うし、あの年齢の時に吸収したものっていうのは本当に大きいと思う。だからチェロだけを一生懸命勉強してっていう生活が留学ではないと言い切りたい。
 
他の文化にも触れられたり?
 
完全に異文化だよ。景色を見るだけでもいい。天気が悪天候だったり晴れだったりそういうことを味わうことも、その地の空気を味わうことだけでもいい。モンブランの山に上って空気が薄いところまで行くのもいいし。そう考えるとただただ部屋に閉じこもってチェロだけを練習するのがいいわけじゃないんだというのが言いたい(笑)これ以上細かいことは今ここでは言えないけど(笑)
 
いろいろあったんですね(笑)
 
いやーもう素晴らしい日々だったよ(笑)
 
音楽院を卒業してもフランスには残っていたのですか?
 
その後三年間向こうにいてオーケストラを受けたんだけど、なぜかフランス各地の首席のオーディションばっかり受けてたんだよね。バカだよね(笑)受かるわけないのに。あの当時はオケのソロのパートをほんとにたくさん勉強してた。トゥッティももちろんやるけど、オーケストラってこんなにいいソロがあるんだって感じながら練習してた覚えがある。
 
フランスにいる間は仕事はしていましたか?
 
音楽で仕事をしたのは寄せ集めのオケで数回とスタジオの仕事を数回やったくらいで、楽器を使った仕事はほとんどなかったかな。その他の仕事はたくさんしてたけど。
 
フランス以外でドイツやイタリアなどのオケは受けなかったのですか?
 
ドイツはね、招待状が来ないと受けれないんだよね。フランスは自由に申し込めたけど。今はどういうシステムかわからない。
 
その後日本で都響を受けられた?
 
うちの姉が都響のチェロの募集があるよっていう情報を僕にくれたんですよ。それでこっちも煮詰まっていたし、日本で職に就けれたらそれは嬉しいことだなって思って姉の情報をもとに都響を受けさせてもらったんだよね。
 
そしたらほんとに良い方々に恵まれて。初めて会う人も中にはもちろんいて、そういう状況の中メンバーが一次と二次の間にレッスンしてくれたりとか。すごいでしょ。松岡さんって方なんだけど。ほんと皆さんのご厚意で入ったって感じかな。
 
オーデションの時のことは覚えていますか?
 
お金がない生活をしていたから、髪を伸ばし放題だったの。切りに行くお金もなかった。オールバックにして後ろで束ねたのをハードスプレーでガッチガチに固めて会場に行った。
 
チェロってエンドピンがあるじゃない?弾いてる時にエンドピンがずれるともう演奏が台無しなわけ。こんな大事なオーディションで絶対にエンドピンだけはずれたくないって思って。一次はチェロセクションと事務所の人間とかしかいなかったんだけどその方々の前でエンドピンを”ガンッ”て床に刺したら、みんな凄いびっくりしたらしくて(笑)それで全員の顔を見回してよろしくお願いしますって。凄い攻撃的だよね(笑)僕は日本にいる大学生上がりの子じゃなかったね。
 
それはヨーロッパにいた影響も?
 
やっぱり自己主張が強かったんじゃないかな、向こうにいたおかげで。
 
オケに入った頃の生活はどうでしたか?
 
オーケストラの生活は知らなかったから、次から次へと襲ってくる本番の嵐、三か月で16キロ痩せたのかな。
食欲というか食べることすら時間を取られたくないみたいな。
 
その当時スマホとかなかったから、音源も市役所の上のCD貸し出しコーナーに行って次演奏する曲のCDを借りていた。それで家に帰って聞いて勉強して、それを返してまた次の本番の曲のCDを借りてみたいな……その作業がけっこう大変だった。常に動いてた感じ。最初の三ヶ月、四ヶ月はそういう生活だったかな。
 
オケの雰囲気はどうですか?
 
都響は特別にいい雰囲気のオケだと思う。他のオケにあんまり行ったことないから何とも言えないけど、いる人達がほんとに良い人だらけ。昔はほんとによく飲みに連れて行ってもらったし、おじさま方おばさま方には可愛がってもらったし、いい時代だったね。
 
好きな指揮者にベルティーニとありましたが思い出はありますか?
 
ベルティーニの音楽はみんなを真剣にさせる何かがある。嫌だっていう雰囲気が全くない。彼が指揮する場合はみんなが同じ方向に向かってた気がする。
 
それは人間性だったり?
 
それもあると思う。音楽性もそう。
 
ベルティーニのマーラーはどうでしたか?
 
ベルティーニのマーラーがどうだったのかって言われると細かくは覚えてない。だけど他の指揮者でマーラーを演奏する時にベルティーニの時のフレーズが蘇ってくるわけ。弾いてるとベルティーニはこうだったなとか、そういうのがふと思い出されるっていうのは相当影響力があったんだと思う。
 
人柄はどうでしたか?
 
優しいおじいちゃんだよね。時には厳しいけど、ほんとに温かかった。
 
練習はどうでしたか?
 
時間マックスでやる方でしたよ。無駄な時間は殆どなかった。
 
先生はオケの活動の他に、ソロや室内楽もたくさんやられていますよね?
 
ソロもやるしヴァイオリンとのデュオ、ピアノとのデュオ、ピアノトリオ、弦楽トリオ、ピアノカルテット、弦楽四重奏、その他いろいろやりすぎてるよね。
 
オケの活動の他に時間は取れるのですか?
 
取れない取れない。もういっぱいいっぱい。年に室内楽の演奏会が四回あったらいっぱいいっぱいだと思う。
 
オケをバックにソロも弾かれていますよね?
 
アマチュアオケで毎年弾かせてもらってた時期がある。関係者の方々にはお礼を言わなければいけない。恵まれてますよね。ありがとうございます。
 
今後の目標ややりたいことはなんですか?
 
目標というか、体が老いていくのはしょうがないんだけど、老いと一緒に自分の技術が落ちていくのは避けたい。だから体がだめになってきても技術だけはできれば維持したいというか、上達したいという気持ちを持っていたい。
 
最後にチェロを弾いてる学生などにメッセージをお願いします。
 
何事も自分のやりたいことに向かってやるのが一番いいと思うので、それがたまたま楽器だったら楽器でいいし、勉強だったら勉強でいいし。
もしそれが楽器だった場合、自分が目指すところ、目標、夢を必ず持って取り組んだ方がいいかなと思います。
 
本日は貴重なお話をありがとうございました。