東京フィルハーモニー交響楽団 

首席ファゴット奏者

廣幡 敦子

Atsuko Hirohata

 

岡山県出身。東京藝術大学音楽学部を経て東京藝術大学修士課程修了。修了時に大学院アカンサス音楽賞受賞。 2009年~2011 小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト及びサイトウキネンフェスティバル 青少年のためのオペラに参加。第37回藝大室内楽定期に出演。アフィニス夏の音楽祭2014 山形、2015広島に参加、2017広島に参加(予定)

日本ダブルリード主催Superior Step Forward Concert(ソロリサイタル)に出演。新進演奏家育成プロジェクトにて広島交響楽団とウェーバーのファゴット協奏曲を共演。

これまでにファゴットを東口泰之、岡崎耕治の各氏に、室内楽を守山光三、三上明子、小畑善昭、河村幹子、三界秀実、和久井仁、岡崎耕治、日高剛の各氏に師事。ジョルジオ・ マンドレージ、バレンティーノ・ズッキャッティ、 ジルベール・オダンのマスタークラスを受講。

 



・使用楽器

Heckel(ヘッケル)#12890




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アンケート


Q1.出身は? 

岡山県津山市です。
Q2.血液型は? 

B型です。
Q3.星座は? 

水瓶座です。
Q4.好きな食べ物は? 

ハンバーグ
Q5.嫌いな食べ物は? 

パクチー、セロリ
Q6.趣味は? 

カープ
Q7.周りからなんて呼ばれてる?
あっちゃん
Q8.休日は何してる?

体幹トレーニングなど
Q9.1ヶ月休みがあったら何をする?

演奏会を企画したい。
Q10.よく行くスポットは?

マツダスタジアム(近所なんです)
Q11.好きな芸能人は? 

うーーん、絞れません笑
Q12.カラオケの18番は?

ELTが好きです。
Q13.宝くじで100万円当たりました。どうする?

貯金します。
Q14.楽器歴何年目? 

16年目
Q15.オケ歴何年目? 

4年目
Q16.好きな作曲家は?

テレマン、モーツァルト、ブラームス等々
Q17.苦手な作曲家は?

まだ出会ってないかも……?
Q18.好きなクラシックの曲は? 

書ききれません!

Q19.本番前はどう過ごす? 

シビアな時は一人で静かに。

Q20.本番前はご飯を食べる?食べない? 

軽く食べます。
Q21.本番が終わりました。飲む?飲まない?
食べる方が好きなので、食べます!
Q22.生まれ変わりました。次はどんな仕事をしてみたい?
キャビンアテンダント(ただの憧れです…)
Q23.自分の楽器以外で演奏してみたい楽器は?
チェロ
Q24.住んでみたい国は?
フランスのアルザス地方
Q25.好きなオーケストラは? 
ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
Q26.憧れの音楽家は?
沢山いすぎて書ききれません。
Q27.演奏会当日、緊張する?しない? 
シビアなものは勿論緊張します。
Q28.演奏会でのハプニングや失敗談はある? 
つい先日、ゲネプロ後にリードがバキバキになるという事故が起こりました。
Q29.思い出の本番は? 
沢山あります!
Q30.本番中、客席に美人、またはイケメンを見つけてしまいました。どうする?
目に焼き付けます。笑
Q31.音楽家として気をつけていることは? 
万全の状態で演奏できるよう体調に気をつけます。
Q32.所属するオケはどんなオケ?
とっても温かいオケで、管楽器のソロの時は弦楽器の皆さんが祈るような気持ちで聴いてくれているのが伝わってきます。ここぞという時の一体感のあるパワーが凄いです!
Q33.明日世界が終わります。どうする? 
家族でのんびり過ごします。
Q34.音楽ファンに一言。
会場で生きた音楽を共有しましょう!

インタビュー


仙台フィルホルン奏者の溝根さんのインタビューを行った日に、溝根さんが廣幡さんに当サイトについてお話いただいたことをきっかけに廣幡さんとやりとりが始まりました。

広島在住ということなのでなかなか直接お会いしてお話を聞くのは難しかったので、初めてスカイプにてインタビューを行いました。


 

2017年6月29日 スカイプにて

 

 

まず最初にファゴットを始めたきっかけを教えてください。


中学校の吹奏楽部に入って始めました。有名なフルートとかをやりたかったのですが、人気で全然決まらなかったんです。クラリネットに決まりかけていたんですけど、ある日顧問の先生がこの楽器が余っているからやってみないかって出されたのがファゴットでした。試しにブーっと吹いてみたら音が出たのでこれにしますって言って。


吹奏楽部に入ろうと思ったきっかけはなんですか?

 

最初は運動部に入りかけていたんですけど、ちょうど私が通っていた中学校が入る前年に全国大会で金賞を取ったんです。近所に住んでいるお兄さんが部長をやっていて、運動部に入らずに吹奏楽部においでよって誘われたんです。全国大会に行けば東京に行けるよって言われて、えーじゃあ・・・みたいな感じで。渋々だったんですけど。

 

ピアノはやられていたんですよね。

 

なので音楽はもともと好きでした。

 

中学校ではどんな練習をしてましたか?

 

毎週毎週顧問の先生が出すテストがあって、それを受けに行ってクリアした人はシールが貼られるんです。うちのバンドはTippsという教則本を使っていて、それの中からエチュードを符点で吹いたり、タンギングで吹くとかいろんな課題を出されてクリアしていくんです。だから常に練習を頑張っていないと他の部員たちに置いていかれるし、毎週目標をこなしていかないといけないので休む暇もないような部活でした。

 

その課題でコンクールのメンバーも決まるんですか?

 

そうです。1年の時はメンバーになれず補欠だったので悔しくて。絶対にメンバーの人達より上手くなってやると思いながら練習しました。

 

2年生からはコンクールメンバーになられて全国大会に?

 

2年の時が3年目の出場で、3年の時が3出明けでお休みだったので招待演奏に呼ばれました。

 

その時の思い出はありますか?

 

顧問がすごくいい先生でした。手を抜かないし、自分の熱い気持ちを100%生徒たちに伝えるのが上手な先生で、みんなそれに応えようと頑張っていて音が一つになる瞬間がすごく快感でした。中3になった時にユーフォニアムに変えられたんです。ユーフォニアムだった子が転校しちゃって、悪いけどファゴットよりユーフォニアムの方が必要だから変わってくれないかって言われて、1年間もがいていました。

 

木管楽器から金管楽器に代わってすぐ吹けましたか?

 

やっぱり苦労しましたね。イメージはあったので何とか音は出たんですが、今思えばあの悪奏法でよく吹いたなと思うんですけど(笑)

 

高校も吹奏楽の強豪校に行かれましたがどんな理由で決めましたか?

 

実際に進学した高校が遠く離れた市だったんですけど、その顧問の先生からうちの高校にぜひ来てくれというオファーがあったんです。最初は行く気はなかったんですけど、両親にも会いに来てくれてここまで先生が言ってくださってるしあんたが行きたいなら応援するよって親が言ってくれて。それで親元を離れて寮で一人暮らししながら吹奏楽漬けの日々でした。そこが全ての運命の分かれ道ですね。

 

岡山の学校は吹奏楽の強豪校が多いですよね?

 

そうですね。中国大会から3団体全国大会に行けるんですけど、私が3年生の時にその3団体が全部岡山の学校でした。

 

コンクールでは、どんな曲を演奏しましたか?

 

中学校と高校の顧問が師弟関係だったんです。その関係で全部鈴木英二さんの編曲のメリーウィドウとか微笑みの国とか、技術を聞かせるというよりは歌心聞かせるような曲ばっかりやりました。

 

音大を目指したのはいつ頃ですか?

 

高校の顧問が迎えに来た時にこの子は藝大に行かせるからっていうのを親に言っていたんです。藝大に行かせるように教育するって言われたけど当時藝大が何かも知らなくて。その後並大抵の努力では行けないということだけは分かったんですけど。
それで高校に入学とともに藝大に行けるようにソルフェージュとかは習っていました。

 

ファゴットの先生にもついてましたか?

 

2年生の時からN響の岡崎先生についていました。あと高校に吹奏楽コースがあり、月に1回実技レッスンで京響の東口先生のレッスンも受けていました。

 

藝大の試験の時のことを覚えてますか?

 

とにかく、他の受験者はすごいだろうなと想定して、本当におじけついていました。一次試験はボロボロだったんですけど何とか奇跡的に二次に行けて二次試験の時は一次のこと挽回しようと思って結構のびのびと吹けました。すごく大きな口内炎ができててあまりの痛さに涙を浮かべながら吹いたのが思い出です(笑)

 

東京での生活はどうでしたか。

 

こんな大都会で暮らせるのか?と最初は思いましたね。上野から遠く離れた練馬区に寮があって、移動の電車も傘が折れるくらいの満員で本当に大変でした。あとは藝大の人のレベルの高さにびっくりしました。

 

藝大での生活はどうでしたか?

 

友達にも恵まれて、皆と一緒に分からないながら履修登録をして、朝練して授業に出てまた放課後にレッスンを受け、とにかく周りについていくことに必死でした。

 

大学院にも進まれていますが、その理由はなんですか?

 

大学4年生の時に自分はあまり演奏家になるのは向いてないんじゃないかなって思っていました。ファゴットの同級生はカラヤンアカデミーに入っていた子、ウィーン交響楽団に入団した子とみんなすごく優秀でした。1歳下の後輩も卒業と同時に全員オケに入って、焦っていて。教育の勉強をしようかなと思っていたんです。演奏で表現するよりも教える方が好きだなって思ってた時期があって、大学院に音楽教育があるということでそこの先生にお話を聞きに行ったんです。でも勉強の方についてけないと判断して、だったらファゴット専攻で入ってゼミに来てくれたら良いからって言われたので大学院を目指すことにしました。

 

オケに入ろうと思ったのはその時期からですか?

 

学部の3年ぐらいから小澤征爾音楽塾に参加していました。そこでオケの楽しさは知っていたんですけど、同時に厳しさも怖さも知りました。出来た時の喜びとかお客さんに拍手をもらう瞬間とかすごく幸せだったんですけど、小澤さんにつかまって1人だけで吹かされるとかそういう怖さもあったから厳しいかなって思ったりもしました。音楽塾に参加するにはオーディションも必要でしたし、その頃からオケスタを練習してとにかくオーケストラに就職したいと思っていました。

 

広島交響楽団の他にもオーディションを受けましたか?

 

広響は8個目だったんですけど、他にも地方オケも都内のオケも受けました。広響の前に2週間おきに3つオーディションがあったんです。二次オーディションでオーケストラの全員が聞いてる中で1人で吹く緊張感を何度か味わった後の広響で一番実力を発揮できたのかもしれません。

 

岡山と広島は近いですが、そこはあまり気にしていなかったですか?

 

全然気にしてなかったです(笑)

 

広響に入って4年目ですが、最初の頃はどうでしたか?

 

団員さんと元々面識がなく、人間関係にも緊張する毎日だったんですけど、皆さん優しい方でだんだん馴染めるようになりました。本当に雰囲気も温かいオケなので。最初はやっぱり初めての曲がどんどん容赦なく来るので練習するのが大変だったんですけど、自分なりに楽しみながらやってました。

 

ホームページを見るとメンバー表に首席などは書いてありませんが、決まっていないのですか?

 

はい。管楽器は基本的には誰もがどのパートもやります。

 

乗り番はパートのメンバーで決めるんですか?

 

ファゴットの中で1人乗り番を振り分ける方がいて、この曲はこのパートをやりたいっていう希望があればその方に言えば振り分けられます。

 

思い出の演奏会はありますか?

 

本当に沢山あるんですけど、すごいなって思ったのはアルゲリッチさんと共演した時です。アルゲリッチさんの手から奏でられる音楽の世界の広さに感動しました。

 

今後の目標ややりたいことありますか?

 

室内楽の機会を増やしていきたいです。オーケストラの演奏にも通じるものがあると思いますし。

 

ファゴットを吹いている学生や、プロ目指す学生にアドバイスやメッセージをお願いします。

 

いろんな音楽があるし、いろんな人がいて、これは違うとかこうした方がいいとかいろんな意見を言われることもあると思うんです。ですけど自分の中にある音楽は見失わずに大切に持って欲しいです。流されそうになることもあるんですけど、自分の音楽を信じて欲しいです。

 

本日はありがとうございました。